せっかくマイルを貯めたのにいざ特典航空券を取ろうとしたら希望のフライトが空いてないって経験ありますよね?そんなときマルチエアポートを利用すれば、出発地や到着地を変更したり、空席が無くても後で希望のフライトに変更可能です!
- ANAやJALの特典航空券は発着地の変更は基本不可
- マイルで希望のフライトが取れない!
- マルチエアポートとは?
- マルチエアポートなら何回でも発着空港の変更可能
- ANA特典航空券での発着空港の変更例
- マイルを大量に貯める方法!
- マイルとホテルの最強カード!
- まとめ
ANAやJALの特典航空券は発着地の変更は基本不可
ANAでもJALでも、基本的には特典航空券の発着地の変更はできません。例えば、こんな感じです。
「東京→大阪」を「東京→福岡」に変更は不可
大阪に行こうと思ったけど、やっぱり気が変わって福岡に行きたいなどという変更はできないってことですね。変更したい場合は一度キャンセルして再度予約する必要があります。その場合は、キャンセル手数料やマイルを支払う必要があります。
でも、同一区間であれば日程や便名の変更は可能です。例えばこんな感じです。
「1月10日9時発の東京→大阪」を「2月1日18時発の東京→大阪」に変更は可能
まとめると、特典航空券では日程や便名の変更はできるが、発着地の変更は基本的にはできないということです。まずこのルールを知っておく必要があります。
マイルで希望のフライトが取れない!
せっかくマイルを貯めたのに、特典航空券で希望の便が取れないということがよくあります。例えば、東京大阪間ですと移動に便利な羽田→伊丹を取りたいのに、羽田→関空しか空席がないという場合も多々あります。
じゃあ、誰よりも早く予約すれば良いかと言えばそうでもない場合があります。特に最近ANAの国際線特典航空券での国内線乗り継ぎ便の空席が絞られ、1年前であっても予約が取れない、キャンセル待ちすらできないという現象が多く見られるようになり、地方在住者は大変困っています。
例えば、大阪発→東京経由→ホノルル行きの特典航空券ですとこんな感じです。
便利な伊丹→羽田のフライトを予約したいと思っても、たった1便しか空席が出てきません。約1年後のフライトなのに、伊丹→羽田は1日15便もあるのに、たった1便しか選択できないんです!非常に不便です。以前はもっと空席が出ていたのに、最近は国内線の特典開放席がかなり絞られているようです。
もしかすると数ヶ月待てば国内線も特典航空券に開放されるかも知れませんが、そこまで待っていると国際線部分の空席が無くなってしまいます。
こんな時に役立つのが、マルチエアポートの制度です。
マルチエアポートとは?
マルチエアポートというのは、複数の空港であっても同じ都市や地域にある空港を一つの仮想的な空港とみなすことを言います。国際航空運送協会(IATA)によって定められたマルチエアポートもあれば、航空会社が独自に定めたマルチエアポートもあります。
ちょっと文章では分かりにくいので例を出します。日本ではIATAが定めた3つのマルチエアポートが存在します。
- 東京(東京国際空港・成田国際空港)
- 大阪(関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港)
- 名古屋(中部国際空港・名古屋飛行場)
東京にある羽田と成田を一つの仮想的な空港とみなしマルチエアポートとしています。そして大阪の3つの空港、名古屋の2つの空港も同様です。
このマルチエアポートの何が良いかと言えば、航空券の購入後であってもマルチエアポート間であれば、発着空港を変更できるということです。例えば次のような変更ができます。
「成田→関空」を「羽田→伊丹」に変更可能
そしてこれは特典航空券でも適用されます。通常特典航空券では発着地の変更はできませんが、マルチエアポート間では例外的に変更できるということです。実際ANAのサイトでもこの変更が可能だと説明されています。
マルチエアポート一覧
日本や主要都市でのマルチエアポートをあげておきますね。国内にはIATA定めた空港以外にも航空会社が定めたマルチエアポートがあります。
- 東京(東京国際空港・成田国際空港)
- 大阪(関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港)
- 名古屋(中部国際空港・名古屋飛行場)
- 札幌(新千歳空港・丘珠空港)JALのみ
- 福岡(福岡空港・北九州空港・佐賀空港)
- 広島(広島空港・岩国飛行場)ANAのみ
- ソウル(仁川国際空港・金浦国際空港)
- 台北(桃園国際空港・松山空港)
- 北京(北京首都国際空港・南苑空港)
- 上海(上海浦東国際空港・虹橋空港)
- バンコク(スワンナプーム国際空港・ドンムアン空港)
- シンガポール(チャンギ国際空港・セレター空港)
- ジャカルタ(スカルノ ハッタ国際空港・ハリム ペルダナクスマ国際空港)
- ロンドン(ヒースロー国際空港・ガトウィック空港・スタンステッド空港・ルートン空港・ロンドンシティ空港)
- パリ(シャルル ド ゴール国際空港・オルリー空港)
- ニューヨーク(JFケネディ国際空港・ニューアーク国際空港・ラガーディア空港)
例えばANAの特典航空券の場合ですと、国内は東京と大阪のみ発着空港の変更が可能との注意書きがありました。それで、東京と大阪以外の発着空港で変更したい場合は、特典航空券発券前に念のため発着空港の変更が可能か航空会社に確認した方が良いかも知れません。有償航空券と特典航空券の場合は扱いが異なるようです。
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マルチエアポートなら何回でも発着空港の変更可能
では特典航空券で希望のフライトを取るにはどうすれば良いでしょうか。もし希望の発着地のフライトに空席がない場合、マルチエアポートであればとりあえず空席のあるフライトを予約し後から変更するということです。数ヶ月待てば国内線も特典開放されますので、こうする事で希望のフライトを確保できる確率がグンと上がります。
例えば、先程の大阪発東京経由ホノルル行きのように、第1区間の希望のフライトが伊丹→羽田でそれが満席の場合は次のようにします。
- まずは空席のあるフライトを予約する(例 関空→成田)
- 時々空席をチェックして希望のフライトに変更する(例 伊丹→羽田)
すぐに希望のフライトに空席が出なくても、特典航空券の予約変更はオンラインであれば無料で何回でもできますので、少しずつ希望のフライトに近づけていくというワザも利用できますよね。
例えば、まずは発着空港のどちらか片方の空港だけでも希望の空港を予約して、次になるべく希望の時間に近いフライトに変更して、そして最終的に徐々に希望のフライトに近づけていくといった感じです。
ANA特典航空券での発着空港の変更例
実際にマルチエアポートを利用して変更した例や、これから変更しようと思っている例をあげてみますね。
① 東京ホノルル間
上記の例ですと、東京がマルチエアポートになっていますので、成田ホノルルを羽田ホノルルから変更したりしました。日程なども含め希望のフライトになるまで何回も変更しています(笑)
② 東京ソウル間
東京ソウル間は両方ともマルチエアポートになっていますので、いろいろ変更可能でした。羽田仁川や成田仁川や成田金浦などに変更可能でした。本当は羽田仁川が理想ですが、もともと良い時間にフライト自体が無いのでこの場合はどうしようもありません。最終的には羽田金浦で落ち着きました。
この変更で少し落とし穴があったのですが、東京もソウルも発着空港の変更が可能ですが、航空会社の変更はできないということです。もともとアシアナ航空のフライトを予約してして、ちょうど変更したいフライトがANAだったので変更できませんでした。この点は要注意ですね。
③ 東京大阪間
東京と大阪は両方共マルチエアポートですので、いろんなパターンを利用できます。しかし、この記事でも触れましたが、ANAが国際線特典航空券の国内線乗り継ぎの特典開放をかなり絞っているため、希望の羽田→伊丹のフライトが取れませんでした。
で、仕方なく成田→伊丹を仮に予約している状態です。今後時々チェックして羽田→伊丹に変更しようと思っています。万が一希望のフライトを確保できなければ、当日に前便変更するか、もしくは成田→伊丹のフライトを捨てて別で予約するかも知れません(笑)
マイルを大量に貯める方法!
上記の特典航空券は全てビジネスクラスでのフライトです。でもなかなかマイルは貯まらないと感じておられるかも知れません。多くの人はクレジットカードや実際にANAに搭乗してマイルを貯めておられると思います。でもそれだけでは実際なかなか貯まらないですよね?
でもポイントサイトを利用すれば爆発的にマイルが貯まるようになります!これまでマイルを使って何度もファーストクラスやビジネスクラスで旅行できました。ポイントサイトを使ったマイルの貯め方は下記の記事を参考にしてみてくださいね!
マイルとホテルの最強カード!
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まとめ
マルチエアポートの制度を利用すれば、希望のフライトに空席が無くても何とかなる可能性が高くなります。
- まずは空席のあるフライトを予約する
- 時々チェックして予約変更し希望のフライトに近づけていく
- 最終的に希望のフライトへ変更
この方法はANAでもJALでも利用できますので、知っておいて損はないですよね。