今回はヨルダンとエジプトを旅行しました。インディジョーンズで見たあの憧れの絶景を見れて大満足でした!そのエル・カズネ(エルハズネ)の秘密の絶景写真スポットや、ペトラ遺跡観光の注意点などもご紹介します。
- 旅行のスケジュール
- ペトラ遺跡観光はツアーか個人旅行か?
- ペトラ遺跡への行き方と料金の目安
- ペトラ遺跡の基本情報
- ペトラ遺跡観光
- エル・カズネの秘密の絶景写真スポット!
- ペトラ遺跡の土石流に巻き込まれ危機一髪!
- まとめ
旅行のスケジュール
今回の旅行は往復ロイヤルヨルダン航空のビジネスクラスで行きマリオットの高級ホテルにも宿泊しましたが、SPGアメックスのポイントからマイルと無料宿泊に交換したので、なんとほぼほぼ無料で旅行できました!
スケジュール
- バンコク発アンマン経由カイロへ
- ギザの三大ピラミッド観光
- エジプト考古学博物館とハーネルハリーリーのバザール観光
- カイロ発アンマンへ
- 死海浮遊体験とネボ山観光
- ペトラ遺跡観光
- アンマン発バンコクへ
滞在ホテル
- ピラミッドビューが絶景のル・メリディアン・ピラミッズ
- 空港直結のル・メリディアン・カイロエアポート
- 死海に沈む夕日が絶景のデッドシー・マリオット
- ペトラ遺跡隣接のペトラ・ゲストハウス
上記のスケジュールはバンコク発着になっていますが、日本とバンコク間は超お得なアラスカ航空マイルを使ったJALビジネスクラスを応用して、これまた諸税のみのほぼほぼ無料となりました!
旅行スケジュールに今後どんどん旅行記のリンクを追加していく予定です。
ペトラ遺跡観光はツアーか個人旅行か?
ほとんどの方はペトラ遺跡へはツアーを利用して行かれるかも知れません。日本人にはちょっとハードルが高そうな中東ですしツアーが安心ですね。
今回旅行してみた印象ですが、もし東南アジアなどへ個人旅行に何度か行って慣れている方であれば、個人旅行でも十分行けるかなという印象です。
アンマン空港まで来れば、タクシーステーションでペトラ遺跡までは定額料金で行けます。ペトラ遺跡まで来てしまえば、遺跡内の観光はガイドがいなくても個人で全然余裕です。
ペトラ遺跡への行き方と料金の目安
ペトラ遺跡は、首都のアンマンから南へ約200kmのところに位置しています。まあまあ遠いです。多くの方はツアーで行かれるかも知れませんが、個人の場合は公共のバスやタクシーで行くことになると思います。
で、今回は時間も限られていたのでタクシーで行くことにしました。出発はアンマンではなく、前日にデッドシーマリオットに宿泊していたので、そこからの出発です。帰りは、ペトラ遺跡からアンマン空港へ直接行きました。
アンマン空港からは定額タクシーがありますが、その他は基本的には値段交渉となります。
所要時間とタクシー料金の目安(1ディナール=約160円)
- デッドシーからペトラ遺跡 → 約3時間 80ディナール 約12800円
- ペトラ遺跡からアンマン空港 → 約3時間 80ディナール 約12800円
昔の情報だともう少し安く行けるようでしたが、もともと物価が高いですし、年々物価が上がっているよです。
アンマン市内からですともう少し遠いので30分くらい余分にかかるかも知れません。料金は交渉次第ですがそれほど変わらないかも知れません。
アンマン(クイーンアリア)空港からの定額のエアポートタクシーの料金表も念のため載せておきますね。
今回のタクシー運転手はとても信頼できる良い人でしたので、全く危ない感じはしませんでした。でも、ヨルダンではボッタクリなどのいろいろなトラブルも発生しているようですので、慎重にタクシーを選びたいですよね。料金は事前交渉でしっかり合意してから乗るようにしましょう。
ペトラ遺跡までの道中は、本当に人気のない山道などを走りますので、もし運転手が悪い人だったらと思うと少し不安になりました。特に女性だけの旅行などの場合は、公共のバスを利用したりツアーに参加した方が安全かも知れません。
ペトラ遺跡の基本情報
まずはペトラ遺跡のビジターセンターに行って世界一高い入場料で有名な入場券を購入します(笑)
写真を撮り忘れたのですが、このビジターセンターにはペトラ遺跡に関する展示を無料で見ることができます。よく分からないんですが日本語を話せるヨルダン人のガイドさんみたいな人もいました。
入場料
世界一高い遺跡チケットをゲットです(笑)
大人1人 50ディナール、約8000円です。ディズニーランド並みですね。でもこれを買わないと入場できませんので、仕方がないです。買うしかありません。他にも2日券などあります。
- 1日券 50ディナール(約8000円)
- 2日券 55ディナール(約8800円)
- 3日券 60ディナール(約9600円)
12歳以下は無料。
1日券と2日券の差がほとんどないのが悔しいですね。入場料の支払いにはクレジットカード(VISAとマスターとJCB)が利用できますが、手数料を2%取られます。
現金とクレジットカードどちらがお得か計算して支払う必要がありますね。
開園時間
開園時間は夏と冬で異なりますので注意です。
- 冬 6:00-16:00
- 夏 6:00-18:00
観光シーズンと服装
ベストシーズンは春と秋です。夏は非常に暑くなりますので熱中症対策が必要です。年中、昼と夜の気温差が激しいですので、寒暖差に対応できる服装が必要です。
今回は11月初旬に旅行しました。昼間は暖かくTシャツかその上に一枚羽織るくらいでちょうど良かったですが、朝晩は冷え込みますのでユニクロのライトダウンを持って行ってちょうど良かったです。
ペトラ遺跡観光の所要時間
所要時間ですが、主要なところをゆっくりとざっと見て5時間程度でした。それでもいくつもあるトレイルのうちメイントレイルしか見ておらず、他のトレイルも全部ゆっくり見ようとすると、確かに2日3日は必要かも知れません。
ただ正直なところ、すごく感動するんですが1日の終わり頃になると、少し飽きてくる気もします。まあ同じような遺跡や景色ばかりと言ってしまえばそれまでですが。贅沢な話です。
もし2日3日に分けて見るとすると、結局毎日同じ長いトレイルを何往復もしないといけないのも、ちょっと面倒くさいかなと思います。と言うことで、遺跡に特別な興味があって隅々まで見たい方なら別ですが、普通の旅行者であれば1日あれば十分楽しめるかなという気もします。
ペトラ・バイ・ナイト
ペトラ遺跡ではペトラ・バイ・ナイトと言われるエル・カズネのライトアップショーも行われています。このチケットもビジターセンターで購入できます。
- 入場料 17ディナール(約2700円)
- 開演時間 21:00から
エル・カズネへは最低でも30分はかかりますので、遅くても20:30にはビジターセンターを出発した方が良さそうですね。
ちなみにわたしはペトラ・バイ・ナイトには参加しませんでした。理由はいろいろあります。
普通のライトアップは幻想的で感動しそうだけど、カラフルなライトアップとかはなんか興ざめしそうであまり好きではないからです。たぶん、昼間に見るエル・カズネが一番感動するだろうと。
あと、訪問したのが11月だったので、夜が結構冷えます。往復1時間以上歩いていくのもめんどくさいなと。それなら早く寝て次の日の朝一で行った方がよっぽど良いかなとおもったので、、、
地図
ビジターセンターではペトラ遺跡の地図を手に入れることができますので、忘れずにもらっておきましょう。各トレイルの説明や各遺跡までの目安時間が書かれていますので便利です。
日本語も用意されていますが、わたしが行った時は在庫がほとんどなかったので、もしかすると在庫切れの時もあるかも知れません。
ペトラ遺跡に一番近いおすすめホテル
ビジターセンターで入場券を購入して遺跡の入口へと向かいます。その間にあるのがペトラ ゲスト ハウスというホテルです。
なんとビジターセンターより遺跡に近いところにあると言う、最高のロケーションです。今回はここに宿泊しました。十分綺麗なホテルですしとっても便利なのでおススメです。
スポンサーリンク
ペトラ遺跡観光
ペトラ遺跡エントランス
このゲートからペトラ遺跡に入場します。
入口には注意書きがあり、遺跡内で夜を明かしたり、キャンプは禁止だと書かれています。もし遺跡内でキャンプできたら最高でしょうけどね。
エントランスからシークまでの道
シークと言われる岩が切り立った狭い道までは、視界が開けた道を歩いていきます。すでに絶景です。早くエル・カズネを見たいとの思いを抑えながら、ひたすら歩きます。
馬車の客引きに要注意!
歩道の横には馬車の道があって、すごいスピードで駆け抜けていきます。
この馬車の客引きに必ず皆さん声をかけられます。でもヨルダン人の客引きはそれほどしつこくなくて良いですね。NOと言えばすぐに引き下がってくれます。
ヨルダンの直前に行った国がエジプトだったんですが、世界三台ウザい国の一つのエジプトの客引きはまあすごいですから。それに比べればヨルダン人の客引きは全く余裕でした(笑)
ただ中東慣れしていないと、騙されるかもです。馬車の客引きは「馬車の料金は入場料に含まれているから乗るように」と勧めてきます。あっそうなんだ、じゃあ乗ろうとなりそうですよね。
で、馬車に乗るとどうなるかですが、もちろん降りる時にお金を要求されます。「馬車料金は無料っていったじゃないか」と言うと、「馬車料金は無料だが、ガイド代とチップは別だ」と言われるのがオチです(笑)巧みですよね。いくら取られるかは交渉次第ですね。
エル・カズネまでは30分、その奥までは1時間以上歩きますので、年配の方や体力に自信のない方は、乗る前にきちんと料金交渉をして乗るのも良いと思います。その時は、必ず馬車代+ダイド代+チップ込みでいくらと念をおしてくださいね、、、それでも降りる時に何か言われるかもですが(笑)
シークまでの道には、すでに遺跡が点在しています。
遺跡を見ているとシーク入口まですぐに到着します。
シーク
シーク入口です。エル・カズネの神殿が有名で絶景ですが、このシークもなかなかです。
両側が高い切り立った岩になっていて、すごい迫力です。ちょっと写真ではうまく伝わらないのが残念です。
この写真の右下に少年が写っていますが、シークには物売りの少年たちが多くいます。ほとんどの少年は断るとすぐに引き下がってくれますが、この少年は違いました。
断っても断ってもしつこく付いてきて、最終的には買ってくれないとめっちゃキレてました(笑)ペットボトルを投げつけたり叫んだりしてちょっと怖かったです。よっぽど今日の売上が悪かったんですかね。
気を取り直してシークを進んでいると、突如あれが現れます!
エル・カズネの神殿です!シークの暗がりから見えるエル・カズネが光っていて、より神々しく目に映ります。思わず「おー」っと声が出てテンション上がります。
エル・カズネの秘密の絶景写真スポット!
ついに見たかったエル・カズネの神殿です。人と比べれば分かると思いますが、かなり巨大です。期待を裏切らない迫力でした。
神殿の前は広場になっていて、多くの観光客でごったがえしています。写真を撮るのも一苦労です。
神殿前にはラクダの客引きもいます。客引きの兄ちゃんにバレないように、こそっとラクダと神殿のショットです。
で、ここからのエル・カズネの景色もすでに絶景なんですが、できれば崖の上からの写真を撮りたいと思っていました。この写真です。
崖の上からエル・カズネの写真を撮る方法は主に3つあります。
- 往復2時間以上かかるトレイルで崖の上に行く
- 少年にチップを払って階段で登る
- Googleストリートビューで見つけた最短の秘密ルート
1番目のルート
まず1番目のルートは公式のマップにも載っているトレイルで行く定番のルートです。しかしこのルートはマップにも、道がハードで階段も多く2.5時間から3時間かかると書かれています。でも恐らく一番高い位置から見れると思います。こんなルートです。
すっごい遠回りのルートですよね。旅の準備段階で、最初はこのルートしか見つけることができなかったので、最悪このルートで行こうと思っていました。
2番目のルート
そして、現地に行ってから分かったルートが2番目の少年にチップを払って階段で登るルートです。エル・カズネに向かって左奥に階段がありそこから登るようです。少年たちにかなり勧誘されましたが断りました。値段は交渉次第なので相場は分かりません。
3番目の秘密のルート
そして3番目のルートですが、これは旅行前にGoogle map のストリートビューを見ていると偶然発見したルートです。でも、あまり詳しく紹介するのも微妙な感じですので、あまり詳しくは書けません。すみません。でもすぐに分かると思います。
ヒントはエル・カズネに向かって右側の奥から登ることができます。Google mapでエル・カズネの前のストリートビューをくまなく見ると発見できますので探してみてくださいね。まあ現地に行くと登っている人も何人かいたのですぐに分かると思います。
注意点ですが、危険性はほとんど感じませんでしたが、でも整備されたトレイルではありませんので、もし登る場合はくれぐれも気をつけて自己責任でお願いします。
さてさて実際登ってみました。
何人かの人がすでに登っています。
少し登るとエル・カズネが見えてきます。やはり上からの眺めにはテンションが上がります。数分上がると写真スポットに到着します。
絶景です!
この場所には少しのスペースがあって、だれが置いたのか絨毯が敷かれています。三脚や自撮り棒を使って人と一緒にエル・カズネを写真におさめることができます。人が入っていた方がより良い写真になって臨場感が伝わりますので、是非撮ってみてくださいね!
スポンサーリンク
エル・カズネからトレイル終点の大神殿まで
さてさて、エル・カズネを堪能したあとは、さらにトレイルを奥へと進んでいきます。
ペトラ遺跡には馬やラクダに加えロバもたくさんいます。
このロバさん、めちゃくちゃ可愛くないですか!?なんですかねこの表情。すごく優しい表情だけど、どこか少し寂しげでもある。もちろん遺跡にも感動しましたが、ロバにもたくさん癒された一日でした。
この遺跡の名前は忘れました。
そのままですが劇場遺跡です。
ところどころにレストランがあり、遺跡を眺めながらの食事は良いですね。レストランの後ろに見えているが王家の墓です。
王家の墓の神殿の中に入ることができます。
特に何があるわけではなく、写真のような大きな空間というか部屋が一つあるだけです。部屋自体より、天井などの岩の模様がすごかったです。たぶん自然の岩の模様でマーブル模様になっていました。
王家の墓は少し高台にあるので、とても眺めが良いです。
パノラマでも撮ってみました。壮大な景色です。何時間でもボーっと眺めても飽きないですね。
王家の墓から下に降りて、トレイルをさらに奥へと進みます。
柱がズラーッと並んだ遺跡など。
そして大神殿。
メイントレイルの終点まで来たのでこれで引き返すことにします。
帰りに見える王家の神殿の景色もこれまた絶景です。ちょうどお昼ごろだったので、この景色の良いところで昼食にしました。
遺跡内のレストランは高いと聞いていたのでパンを持参しました。パンを食べているとどこからともなくロバがやってきました。
しかもこんな近くまで!お腹が空いていたんですかね。相変わらずロバは可愛いやつです。
ペトラ遺跡の土石流に巻き込まれ危機一髪!
さて、そうこうしていると雨が降ってきました。さっきまで晴天で雲ひとつなかったのに、天気の変化は早かったです。
実は2018年11月のこの日、ペトラ遺跡では何十年かぶりの洪水・土石流が起き、一時は数人の日本人観光客の安否が分からずニュースで大騒ぎされたんです。
わたしたちの目の前を土石流が凄い勢いで流れていきました。
岩に登れなかったおばあさんとかも。まさに危機一髪でした。
この土石流からの脱出の様子や、今後ペトラ遺跡を訪れる方への注意点をまとめていますの、こちらも是非ご覧ください。
スポンサーリンク
まとめ
ペトラ遺跡はとても迫力があり、期待した通りの感動がありました。ずっと憧れていた地に行けたというだけでも印象的でしたが、今回は何十年に一度の土石流に巻き込まれ一生忘れない思い出になりました。
こんなことは滅多に無いことですし、現地の方の指示に従い注意していれば大丈夫ですので、是非皆さんもペトラ遺跡に行ってみてください!忘れなれない旅になると思います!