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ペトラ遺跡の土石流発生から脱出までの実体験を完全レポート!教訓と今後の注意点は?

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2018年11月9日にペトラ遺跡を観光中に土石流に遭遇しました。でも地元の人たちの助けもありなんとか生還できました。その時の状況や教訓と今後の注意点などもお伝えします!

 

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ペトラ遺跡観光と雨が降り出すまでの状況

 

エジプトとヨルダンの旅行中で、このペトラ遺跡は旅行最後の日でした。土石流に会った日もそれまでも天気に恵まれて、とても順調な旅行でした。その日の天気予報は晴れのち曇りところによりにわか雨程度でしたので、乾燥地帯だし雨が降ってもきっと少しで傘もいらないだろうと思って持って行っていませんでした。

 

その日は9時ごろにペトラビジターセンターを出発しました。

 

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ビジターセンターから歩いて10分ほどの場所です。この後ここが土石流で凄いことになるとは思いもよりませんでした。 

 

さらにその後シークと呼ばれるとても狭い岩の間を抜けつつひたすら歩いていきます。

 

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今から思うと、確かにこの狭い道で土石流が発生すると本当にアウトですよね。

 

そして小1時間ほど歩くと、あのインディジョーンズで有名なエルカズネの神殿に到着しました。この日もかなりたくさんの観光客でごった返していました。

 

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そしてさらに遺跡を見ながらメインのトレイルの一番奥まで行き、そしてお昼ご飯をたべました。その時もまだまだ晴天で景色も最高でした。

 

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お昼ご飯を食べているとパラパラと雨が降り出しましたが、この時もにわか雨ですぐに止むだろうと思っていました。この時点で11:30くらいでした。

 

そしてそろそろ戻ろうかと歩いていると、雨足がどんどん強くなり、仕方なく洞窟に入って雨宿りしてました。ロバやラクダもやって来て、洞窟は満員でした笑。雨足が強くなったのは12:00くらいからです。

 

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まあまあ雨足が強かったですが、でも日本人は雨に慣れているので、まさかこれくらいの雨で洪水になるとは予想もしていなかったです。

 

そして雨が弱くなったので、さらに道を進むことにしました。この時点でもまだ皆んな余裕で慌てて帰る人も全くいませんでした。

 

そして歩いていると、ロバや馬車の客引きの人たちが声をかけてきて、洪水が来るから乗って行けと勧めてきます。この時点でも洪水や土石流が発生するとは全く思っていなかったので、また大げさに言って客引きしてるなとしか思っていませんでした。今思うと、これが一番最初の警告でしたね。地元の人は経験から、雨の後は洪水が起きると知っていたんですね。

 

そして、インディジョーンズの神殿のところまで戻り、さらに狭い岩の間を進んで行きます。この頃には道が少し小川のようになってきて、靴もびしょ濡れになってきました。この道はいたるところに馬糞が落ちているので、「あ~あ、う◯こ水で靴びしょびしょ、最悪」と、まだまだのんきなことを考えていました笑。

 

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この頃になると、馬で走りながら洪水が来ると警告して回る地元の人がいました。皆んな急いで帰っていましたが、この時もまだ慌てる人はなく、逆に今から遺跡に向かうツアー客もいた程です。ということは、旅行会社なども雨が降るとどうなるかを把握していなかったということかもしれません。

 

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土石流発生と脱出!

 

そして、あと100メートル程で岩の間の狭い道を抜けようとしたその時です。前の方の地元の人が走れ!と叫んで皆んな走り出しました。ぼくらも訳もわからずとりあえず走っていると、前から土石流がすごい勢いでやってきました。少しずつ水かさを増すというよりは、本当に一気に来た感じです。土石流が発生したのが13:30ごろですので、強い雨が降り出してから、約1時間半後ということになります。

 

走って狭い道を抜けるのは不可能と判断したので、とっさに岩のくぼみにかけ登りました。岩には水が流れるように水路が掘られていて、そこに座ることができたので本当に助かりました。

 

その時の動画です。はじめてツイッターでバズりました笑。

 

 

皆んなで助け合いながら岩のくぼみに登りましたが、おばあちゃん1人だけ登れず土石流の中に取り残され岩にしがみついていました。写真のおじいちゃんの後ろにおばあちゃんの姿が少し見えます。

 

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でも座っている岩のくぼみが狭すぎて誰も助けに行けず心配しましたが、道の端の方は土石流が浅かったのでなんとか助かったようで、本当に良かったです。これ以上、水かさが増していたら本当に危なかったと思います。

 

そこに10分か20分ほど避難していると、土石流が少し引いてきたので、地元の人が先に進んでさらに高いところに登るよう指示してくれたので、岩の上に登りました。

  

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そうすると、さらにすごい土石流がゴウゴウと音を立てて流れている様子が見えました。どうやらこの土石流が写真左側へとあふれて、先ほどの岩の間の狭い道に流れ込んだようです。その時の動画です。

 

 

これは流されたら本当に一発アウトだと感じる勢いでした。日も落ち出し寒さも増し10度くらいになり、皆んな雨で濡れていましたし半袖半パンで寒さに凍える人も出てきました。これはヤバイな、最悪ここで野宿かなあと心配になってきました。

 

そうこうしていると土石流が引き始め、約1時間後に脱出の時は突然やってきました。

 

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まだ水は少し流れていましたが、地元の人の指示で土石流が流れていたところを渡って帰ることができました。足も靴もドロドロになっていましたが、とにかく野宿せず帰れることにホッと一安心しました。ペトラ遺跡から脱出できたのは14:30くらいでした。

 

 

ペトラの町からの脱出!

 

実はこの日の夜のフライトで帰国予定でしたので、フライトに間に合いそうということも一安心でした。でも、実はそう甘くは無かったんですね。

 

普段雨が降らない所なので、一旦雨が降ると本当に弱いです。この時も落ちてきた岩などで既に主要道路は閉鎖され、バスなどはペトラの町から脱出できないとのことでした。今後もペトラで豪雨が発生すると、ペトラの町から脱出できない可能性があることも覚えておく必要がありますね。

 

幸いぼくは個人旅行で、前日にタクシーを予約していたのでなんとか脱出できそうかと思いましが、タクシー運転手いわく、夜には他の細い抜け道も閉鎖されて帰ってこれなくなるので、空港まで行けないとのことでした。でもとても親切なタクシー運転手は、ちょうど空港方面に向かういとこの人にお願いしてくれて、ぼくたちを空港まで送ってくれることになりました。

 

そのいとこの人はアラビア語のみで英語を全く話すことができず、コーヒー飲む?とかの会話さえも通じなかったんです。しかも途中通行止などで真っ暗な山道を行かなければならなかったり、なぜか警察に何度も止められ尋問されたりしていました。言葉が通じないので理由も聞けず不安でした。

 

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もしこの見ず知らずの人が悪い人なら、ぼくらは拉致されて殺される可能性もなきにしもあらずですもんね。せっかくペトラ遺跡の土石流から生還したのに、今度は拉致の危険があるとは、一難去ってまた一難って感じでした。

 

でも結果は、タクシー運転手もそのいとこの人も本当に良い人で、ちゃんと空港まで送り届けてくれました。言葉が通じないなりにも、道中でもいろいろと気を使ってくれてましたし。この人たちの助けがなければ、飛行機をキャンセルしないといけないところでした。本当に感謝です。

 

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教訓と注意点まとめ

 

これだけすごい土石流だったのに、死傷者が出なかったのは本当に奇跡的だと思いました。これも地元の人たちが警告してくれたり、高い所に登るよう指示してくれたおかげだと思います。

 

今回の教訓は、自然を甘く見てはいけないことと、地元の人の指示には従うことだと思います。

今後ペトラ遺跡に訪れる方は、もし雨足が強まってきたら土石流が発生するかも知れないことを念頭において、濡れても良いのでなるべく早く遺跡から脱出したり、高いところに避難することをお勧めします。

 

普段は客引きの人たちはちょっと面倒くさいなと思っていたのですが、今回ばかりは感謝しかありません。地元の皆さん本当にありがとうございました。