台風や地震などの自然災害や、飛行機の機材トラブルなどにより、飛行機が突然欠航になることがあります。ほとんどの人は欠航に慣れているわけではないので、本当に困りますよね。そんな時の飛行機の変更や振替方法や、予約を取りやすくする裏ワザを紹介します。
飛行機の欠航理由による取り扱いの違い
まず飛行機が欠航する理由ですが、それには大きく分けて2種類の理由があります。
- 機材故障などによる欠航
- 悪天候などによる欠航
1と2では航空会社の対応が異なります。
機材故障などによる欠航
これには、機材故障や機材繰りなどによる飛行機の欠航が含まれます。つまり航空会社に責任がある場合です。この場合の航空会社の対応は以下の通りです。
- 返金
- 自社便への変更
- 他社便への変更
- 他の交通機関への変更
返金する場合は手数料無しで全額返金してもらえます。でも返金してもらった場合は、目的地に行くことができませんので、移動自体を中止するか、返金してもらったお金で別の交通手段を手配する必要があります。
航空会社に責任がある場合の欠航時は、柔軟に対応してもらえます。自社便への変更だけでなく、他社便への変更や、他の交通機関への変更もでき、基本的には全て実費を負担してもらえます。
自然災害などによる欠航
これには、台風や大雪や地震など自然災害による飛行機の欠航が含まれます。つまり航空会社に責任の無い場合です。この場合は、機材故障などの航空会社に責任が有る場合とは対応が異なります。
- 返金
- 自社便への変更
他の便への変更の場合は、空席があれば同日の別のフライトか、翌日以降のフライトに振り替えしてもらえます。しかし振り替えは自社便に限ります。
悪天候などによる欠航の場合は、他社便や他の交通機関への変更はしてもらえませんので、目的地までの交通手段を確保するのがより難しいと言えます。
しかも、悪天候時は他の交通手段も利用ができない場合が多いですし、非常に多く人が同時に別便に変更しようと動きますので、希望の便に変更するのは難しくなります。
情報収集する
飛行機が欠航したり欠航しそうな時は、まずは情報収集が非常に重要になります。欠航などのフライトが変更になった時にすぐに連絡してくれるメールアドレスなどを事前に登録しておくなら、すぐに連絡が来ますのでいち早く情報収集をすることができます。
特に自然災害で多くの飛行機が欠航した場合は多くの乗客の変更が殺到して、すぐに後続のフライトや他の日のフライトが満席になります。ですので、初動の速さが全ての明暗を分けます。
そして悪天候や災害が見込まれる時には、常にフライトの運行状況をウェブサイトでチェックするのも大切です。
フライトの変更と振替方法
① ウェブサイトで変更手続き
もしネットが使用できるのであればウェブサイトで変更・振替手続きをするのが一番早いです。
ウェブサイトでの振替手続きはいたって簡単です。例えばANAですとログインして予約の確認画面を開くと…
「振替手続きへ」をクリックして進むと、あとは通常のフライト予約のように空席を探して予約するだけです。
② 電話
飛行機が欠航した時、まずは航空会社に電話してなんとかしてもらおうと思うかもしれません。でもそうする必要はありませんし、ネットが使えるならできれば電話はしない方が良いと思います。
なぜなら、飛行機が欠航した場合は皆んなが一斉に航空会社に電話しようとするので、電話が繋がるまで何時間も待たされることがあるからです。そうしている間に、どんどん他の便が満席になっていって変更することができなくなるからです。
しかし電話でのフライトの変更にはメリットもあります。例えば、ウェブサイトでは出てこない乗り継ぎ便などにも柔軟に変更してもらえる場合もあります。
③ 空港のカウンター
飛行機が欠航になった時に既に空港にいる方や、どんなに苦労しても良いので、少しでも早く帰宅したいという方は空港で変更手続きやキャンセル待ちをしても良いと思います。
しかし特に災害時には空港に行くことにはデメリットが多数あります。
- 確実に搭乗できる保証は無い
- 空港はカオスで大混乱
- 長時間待つ必要
- 空港での食料確保は困難
- 最悪空港の床で夜を過ごすことも
1人旅なら良いかも知れませんが、家族連れ、特に小さな子どもや高齢者がいる場合はリスクが高すぎます。
ですので、自然災害の場合で、欠航が分かった時に空港にいなくて、ホテルや自宅などで滞在できる場所があるのなら、わざわざ空港に行かなくてもウェブサイトや電話で変更することを試みる方が良いかも知れません。
もちろん、電話もネットもダウンしている場合は空港へ直接行くしか方法が無いかも知れませんが。
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確実に振替する方法
フライトの変更や振り替え手続きは、ウェブサイトで簡単にできますが、でも空席が無ければどうしようもありません。
ですので飛行機の欠航が分かった時点で、いかに早く変更手続きをするかが重要になってきます。なるべく確実に予約を変更するコツや裏ワザを紹介したいと思います。
新規でフライトを予約して後から振り替えする
この方法は特に次のような時に有効です。
- 予約が複数に分かれている時
- 他社マイルでの特典航空券の時
家族や友人など複数人の予約を変更する時ですが、皆んなが同じ予約であればウェブサイトで同時に変更手続きをすることができます。
でも、もし何らかの理由で予約番号が別れている場合は同時に予約変更できず、それぞれの予約に対して変更する必要があります。もしくは電話して同時に変更してもらう必要があります。でもそうしている間に、どんどん満席になっていき、希望便に全員が乗れないという事も生じます。
また他社マイルでの特典航空券の場合も、ウェブサイトで変更できない場合があります。
そうした場合には、まず全員分のフライトを新規で予約して、とにかく座席を確保するのが重要です。元の予約が別々であろうが、他社マイルの特典航空券だろうが関係ありません。フライトの予約さえできれば、あとはゆっくり電話するか、当日チェックインカウンターで元々の予約から新規で取った予約に振り替えてもらうだけです。
新規での予約についてですが、普通運賃で予約だけして、決済する必要はありません。予約さえあれば振り替えてもらう事が可能だからです。もし購入期限の問題などで購入しなければ予約が消滅する場合は購入してしまっても大丈夫です。振り替え手続きの時に返金してもらえます。
この方法ですと、欠航が分かった時点ですぐに行動できますし、家族が別々の便になることもありません。そしてこの方法の凄いところは、他にもあります。
欠航になる前から振替便を予約する
普通はフライトの欠航が決まってから、予約画面を開いて振り替えの予約をすると思います。でも、新規の予約であれば、振り替えの手続きが可能になる前から、振替便を予約できるということです。
例えば、台風などで欠航になりそうな時や、地震が起きた後まだフライトの欠航が決まっていない時に、念のため飛びそうなフライトの予約をしておいて、実際欠航が決まったら、予約しておいた便への振り替え手続きをしてもらうということです。
そうすることで、確実に振替便を予約できる確率がかなり高まります。フライトの振り替えはスピードが大切ですから。
振替便のさらに振替便も予約する
新規での予約の応用ですが、無事に振替便を予約できてもその便も無事に飛べる保証はありません。特に空港が閉鎖していて、いつ再開するか分からない場合なとです。
そんな時は、振替便も欠航してしまった場合を想定して、その翌日などの便にさらに予約を入れておいて、いざ振替便が欠航したらその予約しておいた便に振替してもらえます。
フライトの予約というのは、1人につき一つと決まっているわけではなく、予約と同時に購入しなければならない訳ではないので、この方法が使える訳です。
でも、この方法は悪用してはいけません。あくまでも非常時に最低限確保するだけにした方が良いと思います。1人でいくつものフライトを予約すると、他の人が予約できなくなるからです。
それでやむを得ず複数のフライトを予約したのであれば、搭乗の目処が立った時点で、他の予約は速やかにキャンセルして、なるべく迷惑にならないようにする必要があります。
それでもどうしても予約が取れない場合はどうしたら良いでしょうか?
諦めずフライトの空き状況をこまめにチェックする
災害時はフライトをキャンセルしたり、さらに後の日に変更する人が大勢います。ですので、空席状況は刻々と変化し、ついさっきまで満席でも空席がでるということが多々あります。ですので諦めずチェックしていると結構予約できてしまします。
他の移動手段を確保する
どうしても振替便を確保できない場合は、飛行機での移動を諦めて新幹線やバスなど他の交通手段を手配してしまうのも手です。予約していたフライトの返金は後日でも可能です。
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まとめ
飛行機がが欠航した場合の変更・振替の方法や裏ワザを紹介しました。
- フライトの情報収集をする
- 変更はウェブサイトでする
- 新規での予約からでも振り替え可能
- 諦めず空席をチェックする
- 他の移動手段を確保する
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