北京空港(北京首都国際空港)の乗り継ぎは時間がかかりすんなり行かないことが多いとの評判ですので、少し不安でした。実際に乗り継いで気付いたことや所要時間をレポートしたいと思います。
中国国際航空フライト情報
今回、エアチャイナビジネスクラスで、関空発〜北京乗り継ぎ〜ホノルル行きのフライトを利用しました。
CA928 関空発13:50 北京着16:25
CA837 北京発1:50 ホノルル着17:50
乗り継ぎ時間 9:25
今回の乗り継ぎ時間は9時間以上と十分過ぎる時間があったので、乗り継ぎ所要時間の心配は大丈夫でした。でも、保安検査などで何が起きるか分かりませんので油断大敵です。
北京首都国際空港到着から乗り継ぎカウンターまで
関空からのCA928はターミナル3に到着です。
乗り継ぎカウンター手前までは、他の乗客の流れに付いて行って大丈夫です。写真のエスカレーターを上がって少し行くと、地上係員が「Transfer」の看板を持って立っていましたので、念のためチケットを見せて確認します。
でも、この地上係員の説明が乗り継ぎを少しややこしくしました。
地上係員いわく、「イミグレーション アンド トランスファー」と言うんです。
国際線での乗り継ぎで中国には一切入国しないのに、どうしてイミグレーション(入国審査)を受ける必要があるんだろうと、疑問に思ったんです。
でも考えてみると、アメリカなどは乗り継ぎであったとしても、一旦入国審査を受ける必要があるので、同じことかなと納得して前に進むことにしました。
その後も結構歩きます。「Transfer」の文字を頼りにひたすら歩きます。この時点でも、中国に入国する人たち、つまりイミグレーションに向かう人たちと同じ流れです。
そしてイミグレーションの手前の看板に、「国際線乗り継ぎのお客様」との案内があります。日本語で助かりますね。
でもこの看板が少し分かりにくいんです。「出口」は斜め右上向きの矢印ですが、「国際線乗り継ぎ」は右向きの矢印です。
ここで写真右側に写っているカウンターに行きたくなるんですが、ここは違います。行くべきなのは、実は「出口」と同じ方向です。
つまり、看板の左奥に写っている方向、大勢の入国の人が向かうのと同じ方向に進みます。
そして、この先は入国の人とは行く方向が違いますので、ここから注意が必要です。
イミグレーションエリアに入ると、「24時間以内の国際線乗り継ぎ」の案内がありますので、この案内に従います。
ここで入国する人の流れに従って行ってしまうと、上記の写真のところへ行きますが、ここは違います。10個くらいずらーっと並んでいる青い表示のカウンターは入国審査のイミグレーションですので、ここに間違って並ばないようにします。
降機後すぐに案内してくれた地上係員の説明ではイミグレーションに行けとのことでしたが、惑わされてこの入国審査のイミグレーションカウンターに行かないよう注意です。
少し分かりにくいんですが、青いイミグレーションカウンターの手前に、上記の写真の24時間以内の国際線乗り継ぎカウンターがありますので、ここに向かいます。
乗り継ぎカウンターで、乗り継ぐフライトのチケットとパスポートを渡し、チケットにスタンプを押してもらい通されます。
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国際線乗り継ぎカウンター
この乗り継ぎカウンターが、北京首都国際空港での乗り継ぎの第一関門です。
往路はすごく空いていてすぐに通れたんですが、復路が少し時間がかかりました。わたしが並んだ時は30人くらいだったんで、20分くらい並んで通れたんです。
でもその後に余裕で100人以上は並んでいたと思います。それでも列を整理する係員がいないので、めちゃくちゃな列になります。
しかも、大勢並んでいるのに、乗り継ぎカウンターは2つしか開いていません。きっと後ろの人はかなり時間がかかったんじゃないかなと思います。
あと、この乗り継ぎカウンターでちょっとしたトラブルがありました。
まずわたしがチケットにスタンプを押してもらいゲートを抜けました。次に妻がカウンターで審査を受けていたんですが、係員があわててわたしを大声で呼んで帰って来るように言ったんです。
何があったのかとちょっと不安になりますよね。不安になりつつ引き返そうとすると、他の係員が「ここは戻ったらダメだ!」と言ってわたしは怒られます。でもさっきの係員が「いいから戻れ!」と言います。
さてどうしましょう。あーこのままわたしは別室行きでしょうか… まあ別室に行っても、乗り継ぎ9時間あるから大丈夫かとか、そもそも入国じゃないから大丈夫だよねとかいろいろ考えます。
とりあえず戻れという指示に従い戻ってみます。戻ってみるともう一度チケットとパスポートを出すように言われます。不安に思って待っていると、普通に二人とも行けと言われました。
うーん、なんだったんだろう??どうして係員はあんなにあわてていたんだろう??
だいたい係員はスマホに夢中になりながら適当に仕事してたから、きっと何かを間違ったんでしょう(笑)でもそうだとしても、何かのミスがあったとしたら、復路の乗り継ぎで何か言われないだろうかと、一抹の不安が残ります(笑)
* 2019年1月8日追記
2019年1月現在、上記の乗り継ぎカウンターが自動ゲートになったようです。以前は2人の係官のみで対応していたので長蛇の列でしたが、自動ゲートで改善されたようです。
まあとにかく無事に乗り継ぎカウンターを抜けられました。
その後は「GATE」の方向に進みます。
階段で下に降り、この後保安検査が待っています。この保安検査が、乗り継ぎの第二関門なんです。
保安検査
往路復路共に、保安検査に並んでいたのは10人くらいでした。すぐに終わるだろうと思っていたら、そうはすんなり行きません。
まあ一人にかかる時間が長い。その理由の一つがこれですね。
カバンの中の物をいっぱい出さないといけないんです。リストにしますと…
- 化粧品
- 液体類
- バッテリー
- 傘
- 財布
- パソコン
- タブレット
- カメラ
- レンズ
これ全部を手荷物から出す必要があるんです。これを出すだけで時間がかかるんですが、さらに係員がそれぞれの荷物の中身をチェックします。ほとんど中身を出さされている人もいました(笑)
ほんの10人くらいでしたが、ここだけで20分くらい並んだと思います。
あと、この保安検査場の注意点はとにかく暑い!ってことです。真夏じゃなかったのに汗ダラダラでした。周りの方々も暑そうでした。長時間並ぶ時は熱中症に注意です。
ようやく保安検査を抜けると、無事に搭乗エリアに出ます。お疲れ様でした。
でも、ここから搭乗ゲートまでは、またまた結構歩いて時間がかかるんですよね(笑)
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所要時間などまとめ
今回の乗り継ぎは比較的スムーズに行った方だと思います。それでも、要所要所で時間がかかり飛行機を降りてから搭乗ゲートまでは、1時間近くかかりましたね。
これが長蛇の列になったら何時間かかるんだろうと思うとゾッとします。やはり北京首都国際空港での乗り継ぎ時間には余裕を持っていた方が良いですよね。
乗り継ぎ1時間はほぼアウトな気がします。最低でも1時間半から2時間、余裕を持って3時間くらい欲しいですね。