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【三井住友カードの裏ワザ?バグ?】カード決済してキャンセルしたらなぜかポイントだけ残ってお得だった話

 

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三井住友VISA/MASTERカードで約20万円を決済してキャンセルしたら、なぜかワールドプレゼントのポイント200ポイント(ANA2000マイル相当)だけが残って得をしたという話です。

ポイントだけが残るにはいくつかの条件が重なった時だけですので、そのカラクリをレポートします。

 

*注意事項

これは実際の経験談をレポートしているだけで、この方法を推奨しているわけではありません。むしろポイント狙いでの悪用は厳禁です。ポイント狙いで繰り返し行うと、クレジットカードなどが利用停止になる可能性もあります。この方法を試したことによる損害について当ブログは一切責任を負いません。

 

 

 

 

 

 

通常キャンセル時のポイントの扱い

通常ですとクレジットカードで決済してキャンセルした場合のポイントの扱い方ですが、だいたい次の3パターンになると思います。

 

  • 代金引き落とし前にキャンセル処理されるとそもそもポイント付与なし
  • 代金引き落とし後(ポイント付与後)にキャンセル処理されると後からポイントを差し引かれる
  • キャンセルがあった月のクレジットカード利用額からキャンセル分の利用額が差し引かれる。つまりその月の獲得ポイントが減る

 

どのパターンでも結局はキャンセルした分のポイントはもらえないということです。そりゃそうですよね。

 

ではなぜクレジットカード決済をキャンセルしたのにポイントだけ残ったかですが、カラクリを説明するにはまず三井住友カードのワールドプレゼントのポイントの仕組みを理解する必要があります。

 

ワールドプレゼントのポイントは2種類ある

通常のポイントとボーナスポイントです。通常のポイントはクレジットカード利用1000円ごとに1ポイント貯まります。ボーナスポイントは、お買物累計金額に応じたステージによってもらえるポイントなどです。

 

この2種類のポイントは同じポイントでも価値が異なります。通常のポイントは1ポイントを最大でANAの10マイルに交換することができます。でもボーナスマイルは基本的には1ポイント=3マイルでしか交換できません。

 

そしてボーナスマイルは、他にも獲得する方法があります。それがリボ払いによるボーナスポイントです。その獲得条件は以下の通りです。

 

ワールドプレゼントのポイントが2倍!

リボ払いでお支払いになると、景品交換やほかのポイントプログラムへポイント移行できる、ワールドプレゼントのポイントが2倍(※)になります!

 *「リボ払い手数料」のご請求がある月のカードご利用代金について、通常のワールドプレゼントのポイントに加え、同じポイント数のボーナスポイントをプレゼントします。

 

例えば、リボ払いにしている場合10万円決済すると、通常ポイント100ポイントに加えボーナスポイント100ポイントもらえるということです。

わたしもこの方法でボーナスポイントをもらっていました。このリボ払いですが、繰り上げ返済をしてリボ払い金額を少なくすることにより、金利を数円払うだけでボーナスポイントを獲得できますのでとてもお得です。

 

 

キャンセルしたのにポイントだけが残った裏ワザ?バグ?のカラクリ

では本題に入ります。

 

まず、ある月に20万円の旅行を予約しクレジットカードで決済されました。

そして旅行に行けないことが判明したので、次の月にキャンセルしました。このキャンセル処理は、決済した時の締め日を過ぎていたので、旅行代金は一旦引き落とされ、別の月で返金ということになりました。

 

ポイントに関してですが、旅行代金が引き落とされた月に、まず20万円決済分のポイントが付与されました。通常ポイント200ポイントと、ボーナスポイント200ポイントの合計400ポイントです。

 

分かりやすく再現するとポイント通帳はこんな感じでした。

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そしてキャンセル分の返金があった別の月に、ポイントが差し引かれました。でも差し引かれたのは400ポイントではなく200ポイントだけです。

しかも、通常ポイントではなく、価値の低いボーナスポイントから200ポイント差し引かれました。結果、価値の高い通常ポイント200ポイントが残ったということです。

 

最終的なポイント通帳の再現です。

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こうなったのはバグか裏ワザなのかいろいろと理由を考えたのですが、次の3つの条件が関係していました。

 

  • キャンセル分の返金があった月には、他のクレジットカード利用が一切無かった
  • 差し引くポイント数はあくまでもキャンセル分20万円から算出される (20万円決済した時に付与された400ポイントを差し引くのではない)
  • 差し引かれるポイントはボーナスポイントから優先的に差し引かれた

 

もし、キャンセル分の返金があった月に他のクレジットカード利用が仮に20万円あるとすれば、利用額からキャンセル分20万円が差し引かれ利用額0円になり、その月のポイント付与は0ポイントでした。

つまり、その月にもらえるはずの20万円分のポイント(通常ポイントとボーナスポイントの合計400ポイント)がもらえなかったわけですので、結果的に最初の20万円の旅行の決済分のポイントはなかったことになります。差し引きゼロという事です。

 

でも、キャンセル分の返金があった月には、たまたま他のクレジットカード利用が一切無かったので、その月の請求額はマイナス20万円になりました。そしてこのマイナス20万円から算出された200ポイントが、手持ちポイントから差し引かれることになりました。

 

差し引くポイント数はあくまでもキャンセル分20万円から算出されるので、リボ払いによるボーナスポイントは考慮されなかったようです。

 

そして、200ポイントが手持ちポイントから差し引かれるわけですが、普通は通常ポイントから差し引かれると思いますが、ラッキーなことにボーナスポイントから差し引かれました。

これは、三井住友カードが顧客の利益を図り、ポイントを差し引いたり、ポイントを利用する場合は、価値の低いボーナスポイントから優先的に差し引かれる仕様になっているからだと思われます。

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まとめ

今回はクレジットカードで20万円を決済しキャンセルしたら、手元に200ポイントつまりANA2000マイルが残ってしまい、とってもお得だったという話しでした。これはバグかも知れず裏ワザなのかも知れません。

 

でもこれは特定の条件下だけで起きることですし、ポイント狙いでわざと何回も行うと、クレジットカード利用停止になる恐れや、旅行会社などから損害賠償を請求される恐れがあると思います。くれぐれも悪用厳禁です。